良さ日記

スパークリング麦ジュースをこよなく愛し、ホップとポップを嗜む男の「良い物」紹介日記。

本日の一曲「クライベイビー/サイダーガール」

サイダーガールが、良い。

 

 

 

サイダーガールというバンド名、SODA POP FAN CLUBというアルバム名、80年代サブカルマンガっぽいジャケットという明らかにナンバガ大好きじゃんこの人達、という面構えからは全く想像出来ないほどに爽やかかつストレートなロックをやる人々であった。*1

 

なんならラスサビの中域だけになるところまでストレートすぎる。王道すぎる。しかしそれがいい。

 

楽曲における好きの比重がメロディと(歌モノなら)歌詞に大きく偏っているタイプの人間であったことを再確認させられる、そんな曲である。

 

ネバーエンドユーって聞こえるところなんて言ってるんだろ……と思って調べたらマジでネバーエンドユーだった。意味がわかりゃ文法とかどうでもいいだろという開き直りが最高である。

 

ちなみに、「ねえクライベイビー」ってなんだ?ねえ泣けよって恋人に言ってんのか?と思ったらcrybabyで「泣き虫」の意らしい。ひとつ賢くなった。ねえ泣き虫さん。なるほどちょうど良くまっすぐな歌詞だ。

 

だってサビで「さあフルボリュームで飛ばしてゆけ その羽根でゆけるさティンカーベル」ですよ?どう考えてもこいつがピーターパンです。空飛んでます。

 

そのぐらいのストレートさを出しつつ、歌い出しは「ねえクライベイビーこんなもんだろと 笑い飛ばして」なんですよ?退屈な現実をこんなもんだろと笑い飛ばすところから始まるんですよ?好きになるに決まってる~。

 

調べたらどうも、ボカロP3人組のバンドらしい。なんか最近そういう出自で刺さるの多くて、同世代なのかな……という気がする。勝手に。

 

こういうバンドのライブって本当に楽しいんだよな―。行ってみたい。誰か連れてってください。

 

 

SODA POP FANCLUB 3(通常盤)

SODA POP FANCLUB 3(通常盤)

 

 

 

*1:しかしブラスは鳴る。そういうところも好き

RPGもにわかならコードの耳コピも出来ない奴がUNAQREIAの好きなところを語ってみた。

UNAQREIA、ご存知であろうか。

 

2018年、めっきりソーシャルゲームに押され下火だった和製コンシューマーゲーム界に流星の如く現れ、そのストーリーの面白さとゲーム性、そしてその二つが予想もつかない形でその本性を表すことで2018年ゲーム業界の話題をかっさらったRPGである。

 

……という設定(ではないと思う)のdaph氏、ああああ氏、海秋氏のお三方により制作された架空サウンドトラックである。

 

 

silkwork-games.com

 

なんでしょうこの作り込みは。架空のものこそ細部までこだわるべき、そうすることでこの世に影が表れる……そんな鬼気迫る勢いすら感じる。この世にUNAQREIAというゲーム「だけが」ないのだと。

 

 

 

そんなCDですが、いつの間にやらサブスクリプションで聴けるようになっていたので聴き返しながら好きなところをちょいちょいと語っていきたいと思いつつという感じ。良かったら流しながら読んでいただけると嬉しい。

 

まずタイトル曲。前触れ無く入るピアノのオクターブがタイトルロゴを感じさせる。みんなにも見えるよね?よしよし。希望あふれる旅立ちではなく、ちょっと悲壮感のある旅立たないといけないという決意を感じさせるフレーズである。

 

しかしそれが主人公であろうラルフのテーマ、そして始まりの街たる中央としユースティティアで裏切られる。なんて明るいフレーズなんだ、と!そうすると、悲壮にくれた旅人は僕たちではないということになる。とすれば、一体それは誰なのか……

 

そんなことを考えつつ聴きすすめると、「おやすみ」という曲に驚かされる。そこまで作るのか!作っちゃうのか!宿屋での会話の後、電気が暗くなりつつ流れるあの曲じゃないか!

 

この曲が次のメイン格キャラの曲であるヴァルダ―のテーマの前に入っていることを考えると、ラルフはこの街に「おやすみ」を言える誰かがいるのだろう。それがどんな奴か、なんてことを考えるのも一興だ。

 

ヴァルダ―はベースとオルガンが印象的な、ちょっとキザったらしい曲である。こういうキャラが本気で恋をするのが俺は大好きなんだ。知っているぞ。

 

そして切迫,encounter#1,勝利!という一連の流れ。2キャラ目が合流しての初戦闘の流れ……さてはヴァルダ―、追われてたか?札付きか?いやしかしこういう奴は勘違いされ屋かラスボスの二択なんだよな……なんてことを思いながら聴くことが出来る。

 

ルネのテーマ、それ自体はどことなくオリエンタルな、ほんのりとした神秘を感じさせるいかにも巫女然とした曲なんだけれども、PVのセリフ、そしてその次に唐突に入り込んでくるPrologueという曲。それまでと違う悲しげなメロディ。このキャラ、どうも「なにか」有りそうなんだよな……そしてタイトル曲の引用。もしかするとルネがこの話の核心を握っているのだろうか。

 

2番目に訪れることになる水の都カリタスはピアノのイントロというラインで繋がりつつも、全体的に優しげな雰囲気である。そんな妄想を補強するえっ?という曲。誰かが頓珍漢なことを言っている会話中に流れる、そんな雰囲気の曲だ。バカ話でもしながら歩ける、そんな街なのだろう。

 

そして水竜の洞窟。どう考えたって名前だけ見れば倒すべき相手のような名前であるが、どうにも捉えどころのないメロディと音使いである。この竜はきっとメチャクチャ搦め手を使ってくる敵か、すごい飄々としてるけどメッチャ頭が良くて良いものくれる味方かどっちかなんだろうな。

 

そうすると今度出てくるのは新政府ユグドラである。ユグドラシルから取られただろう名前と新政府という文字、そして軍!という感じのメロと音使い。急進派が革命を起こし、新政府を勝手に名乗ったんだろうという想像が容易に出来る、そんな曲である。お気に入りの曲。このあたりできっと小競り合いをしたり、止めたりと戦闘曲が出突っ張りなんだろうなあ。

 

森の街スペスとナディア、精霊の森はこのストーリーのさわりに「マナ枯渇」「コロニー移住」という言葉が出てきたことを考えると、なんとなくこのあたりでもストーリーの根っこに近いところに触れるような気がしてならない。なんとなく魔法に溢れてそうなイメージの湧く曲順である。本当は解決できるはずだったのではないか、みたいなね。ユグドラシルも樹の名前だし、何らかの繋がりがあるんじゃないか。それがどこからきているのかはわからないけど……

 

ちょっと長くなりそうなので憩いの時を聴きながら続きは後編に持ち越しましょう。最近レビュー長すぎて2つに分けること多いね。こういう曲が入ってくると、あ~これが最後の安息か……って気持ちになる、そういうテイストをドンピシャで表現しててほんとすごい。

 

ではまた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

乗るしかねえ、ラブコメのビッグウェーブに。

基本的に、質が良いものであれば好きな人が増える。当たり前の話である。

 

とすると、本当に好きなものというのは「多少質が悪くとも好んでしまうもの」なのではないだろうか?

 

日本語の先人は偉大である。良し悪しが分かることを「目が効く」と表現し、一方でどうしようもなく好んでしまうことを「目がない」と言い表した。

 

であれば。目が効かないものこそ、本当に好きなものなのだろう。

 

僕はラブコメに目がない。

 

目がないということに気がついたのは最近である。

 

そう考えてみると、昔からエヴァとかの雑な学園パロディでも美味しくいただけるし、涼宮ハルヒちゃんの憂鬱は本編より熱心に買い漁っていた。

 

なぜ今まで気が付かなかったのかという話ではある。

 

野崎くんをはじめ、コメディの割合がラブを超えているものであれば大概なんでもいただけるようなのである。

 

しかしラブコメには波がある。ラブコメしか読みたくない時期と、ラブコメ以外しか読みたくない時期があるのである。

 

この2020年1月。久々のラブコメの波が来た。

 

実に去年かぐや様にドハマリして以来なので、半年ぶりである。

 

普段は自転車で15分か、そこから電車で10分の場所に通っているので、退屈な電車通勤とは無縁な僕であるが、この時期はそうはいかない。

 

激励という任務があるのである。塾講師特有の、受験校まで受験生を応援しに行くやつである。

 

必然、それなりに遠い学校へも行くことになる。

 

すると。

 

電車に揺られ暇な時間が出来る。

 

しかし俺はもう怖くない。iPadを手に入れたからである。

 

こいつをiPhoneテザリングしてやれば、kindle読み放題という寸法である。

 

そして僕は「僕の心のヤバイやつ」を買った。

 

 

僕の心のヤバイやつ 1 (少年チャンピオン・コミックス)

僕の心のヤバイやつ 1 (少年チャンピオン・コミックス)

 
僕の心のヤバイやつ 2 (少年チャンピオン・コミックス)

僕の心のヤバイやつ 2 (少年チャンピオン・コミックス)

 

 

これがまあ~、面白い。

 

ブコメはNLであれば基本的に、男女がくっつくまでのくっつくかくっつかないかという微妙な距離感のときが一番楽しいのは当然である。

 

そうすると必然、好きだという心理描写は極力引き伸ばされる。

 

そこを上手いこと告らせたいに持っていったのがかぐや様だった。告らせたいは死んだけど。

 

僕ヤバはすごい。低身長陰キャ男と小学生みたいな高身長美形女にすることで、好きだという心理描写をごく早い段階でこなしつつ、自己肯定感の低さから告白をディレイさせている。

 

この現代とは思えない、中世の身分違いの恋のような設定を上手く使いこなしている手腕には脱帽した。

 

一歩間違えば、主人公への自己投影で暗くなりそうな設定だが、そういった部分を暗くしすぎず、共感しやすい部分で共感させる。

 

そして山田がダメな女すぎる。

 

この面白さは到底文字にできないので、是非読んでほしい。

 

 

 

 

東京事変に言われるまで閏年っていうのをすっかり忘れてた。

すっかり正月休みを取ってしまった(ブログの上では)。

 

実際には正月特訓や冬コミなど様々なことがあったのだが、皆様の知る由ではあるまい。

 

あけましておめでとうございます。今年も良いもの沢山載せたい。どうぞよろしく。

 

やはり2020年一発目のニュースと言えばこれだったろう。

 

 

 

東京事変復活。

 

元々友人に椎名林檎大好きな人間がおり、聴かされていたものの当時はそこまでがっつりハマっていたわけではなかった。

 

彼は東京事変椎名林檎にとってノイズ、ぐらいに思っていたほどに椎名林檎原理主義的だったのだが、僕としては東京事変の方が肌に合うな、くらいの気持ちだったのだ。

 

しかし緩やかに音楽制作したりするうちに、じわじわと凄さが分かってきたというか、自分には絶対に作れないタイプのものであることを理解していくうちに、刺さるものも増えてきたという感じだった。

 

と同時に、自分はどこまでもキャッチーよりなものが好きだな……とも思わされるバンドである。

 

 

 

こういうのとかね。

 

それを提供してくれるという点で、やはり恐ろしいバンドである。

 

一度ぐらい見に行きたいなー。倍率恐ろしいぐらい高いんだろうけど。

 

ちょっとBDでも買ってみますか。

 

 

Bon Voyage [Blu-ray]

Bon Voyage [Blu-ray]

 

 

 そうだ、これは今度から言っていこうと思うんだけど。

 

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多分そのへんにボタン付いてると思うので。

 

 

 

 

 

 

本日の一曲「まだスイミー/持田香織」

まだスイミー, a song by Kaori Mochida on Spotify

 

まだ結婚できない男

 

刺さるタイトルのドラマである。

 

あの頃は笑って見ることができた阿部寛氏も、いつの間にか鮮明な未来予想図として僕に迫ってくる。

 

しかしそんなことは今はどうでもいい。

 

前作での主題歌であったスイミーもまだスイミーとなって帰ってきた。

 

おかしい。

 

あまりに僕好みのアレンジが過ぎる。

 

ボーカルの揺らぎ感もそうだし、鐘の音とかピアノあたりの楽器のアレンジが僕を直球に狙ってきている。

 

わざわざソロ名義になっているのだしいっくんではないだろうが誰だ…?と思いつつ調べる。

 

持田香織の新曲がドラマ『まだ結婚できない男』の主題歌に決定 | BARKS

 

いや、ミトさんじゃねーか!!!

 

そら好きだわ…なんだこの圧倒的な納得感とちょっぴりのガッカリ感は…

 

ガッカリとかいうと勘違いされそうですが。

 

ミトさんといえば、クラムボンという圧倒的性格良さそう系渋谷系ミュージックをやりつつ、

 

シカゴ, a song by clammbon on Spotify

 

夏川椎菜プロデュースでもそのオシャンミュージックを発揮しているおじさんである。

 

グレープフルーツムーン, a song by Shiina Natsukawa on Spotify

 

そりゃあ好きでしょうと思った。

 

曲としては同じなんだけど、季節が夏から秋になるように微妙に歌詞が変わってていいですね。

 

といったところで終わろうかと思ったんですが…

 

f:id:along1366:20191220173638p:image

 

おいおいサザン来ちゃったよ。

 

といったところでびっくりしたので今度こそ終わり。

インフルエンザの予防接種をして腕が痛い人の話。

人類は快適さを求めて、屋内に潜っていった。

 

屋内で全てのことができるようにした結果、最も生物からかけ離れた生物になった。

 

いまやほぼ全ての生産活動が自前の15万ちょっとのPCで全て完結するようになった。

 

外敵の襲撃が最小限に抑えられた自分だけの空間。快適そのものである。

 

しかし皮肉なことに、人類はそれにしばしば不安を覚えるようになった。

 

生物としての健康さを求め、肛門に日光を当てたり、無意味に薄着をして走ったりするようになった。

 

そしてここで文字を書く一人の男もそうだ。

 

彼は今日インフルエンザの予防接種を受けに行ったので、腕が痛い。

 

塾と自宅でのみ生きる生活に言い知れぬ不安を覚えたのである。

 

彼はとりあえず、外出先でも文字が書ければよかろうと考える。

 

そのために彼はiPadと専用キーボードを手に入れた。

 

それを12月にカフェのオープンテラスで開いていると、生き物の進化の奇妙さに妙な面白さを覚える。

 

生物らしく健康であるとは、一体なんなのだろう。

 

それにしても腕が痛い。

 

彼は先端恐怖症なので、針が刺さってしまえば痛みはさほどでもないのだが、刺さるまでが最も恐ろしい時間である。

 

しかしそれはそれとして、インフルエンザの予防接種後はなんでこんなに腕が痛くなるのか。

 

なにやら点鼻で済む予防接種が認可されるらしいが、来年はぜひそちらにしたい。

 

www.tokyo-np.co.jp

 

腕が痛くないのならどこにでも受けに行く。

 

そんな気持ち。

 

 

本日の一曲本日の「PARADOX/雨宮天」


雨宮天 『PARADOX』Music Video(short ver.)

 

 

雨宮天ファ-スト写真集 ソライロ~青と旅する~

雨宮天ファ-スト写真集 ソライロ~青と旅する~

 
雨宮天の有頂天・纏

雨宮天の有頂天・纏

 

一応、雨宮天さんかわいいな……と思った人のために。電子版お安くなっております。

 

いや~良い。

 

曲調が好み*1なのもさることながら、メロディはドキャッチー。

 

そして何より、歌詞がすごい。

 

歌詞における有名な話として、「ワナビーパラドックス」という話がある。*2

 

これは2018年に早稲田大学8年生であった私によって提唱されたパラドックスであるが、いかなるものかというと、

 

「歌詞を頭が良いように見せようとするほど、頭が悪く感じられる」という二律背反である。

 

別名「知ったかぶりのパラドックス」とも呼ばれる。意味がわからないがとりあえず頭の良さそうな単語を、適当なタイミングで使うととても頭が悪いように感じられるのである。

 


[pop'n music] 理系ポップ(SCIENCE POP) / 恋はどう?モロ◎波動OK☆方程式!! EX 46

 

ポップンに収録された理系ポップなどはこれを活かしたものの中でも間違いなく佳作に入るものだろう。とはいえ歌詞がありえないほど聴き取りづらいので、知りたい人は各自調べてみるべし。

 

で、表題の曲。

 

2020年1月より放送のTVアニメ『理系が恋に落ちたので証明してみた。』オープニングテーマ。雨宮天は同作で声優としてもヒロイン「氷室菖蒲」を演じる。

概要欄より

 

とあるが、その名に恥じず、とりあえず理系っぽい単語をメチャクチャにぶち込んでみましたと言わんばかりの歌詞である。

 

初っ端から解く、定義、条件、証明、0と1、アルゴリズムなど「理系っぽい~!」となる単語が滝のように襲ってくる。

 

極めつけにはこの手の歌詞で「待ってました!」となる平方根と道のりの掛け言葉となった「ルート」。

 

それを完璧に補助する白衣と眼鏡というザ・ステレオタイプ理系の格好をした雨宮天さん。

 

ガリレオかよ!

 

このように一貫して背伸びをした結果かえって頭の悪そうな雰囲気に仕上がっているのに、歌詞として意味をきちんと通しているのが流石職人の技と言ったところだろうか。

 

こういうのも、実はすごく好きなんだよねという話。

 

とはいえshow meと証明を掛けたのはちょっと上手いと思いました。くやし~。

 

 

 

*1:この男は、ブラスが鳴っていればとりあえず曲調が好みという傾向がある

*2:ない。